薬害サリドマイド
登録販売者「サリドマイド訴訟」の問題
サリドマイド製剤及びサリドマイド訴訟に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1サリドマイドによる薬害は、主に成人が長期服用した際の肝障害として問題となり、被害者の多くは服用していた成人本人であったとされる。
2サリドマイドは解熱鎮痛成分として用いられ、その副作用が問題となった。
3サリドマイドの光学異性体のうち、催奇形性のないR体を分離して服用させれば被害を防げることが、当時の知見で示されていた。
4サリドマイドが持つ血管新生を妨げる作用は、母体には及ぶものの胎児の組織形成には届きにくいと考えられていた。
5サリドマイドは催眠鎮静成分として承認・販売され、妊婦が服用すると血管新生を妨げる作用により胎児に四肢の欠損等を生じた。
正解
5.サリドマイドは催眠鎮静成分として承認・販売され、妊婦が服用すると血管新生を妨げる作用により胎児に四肢の欠損等を生じた。
サリドマイドは催眠鎮静薬・胃腸薬として承認・販売されたが、妊娠中に服用すると血管新生を妨げる作用が胎児に及び、四肢の欠損、耳・心臓等の障害といった先天異常(催奇形性)をもたらした。
?選択肢ごとの解説
1 ×被害は成人の肝障害ではなく、妊婦が服用した際に生じる胎児の先天異常であり、被害の対象と内容が誤り。
2 ×サリドマイドは解熱鎮痛成分ではなく催眠鎮静成分であり、薬効分類の説明が誤り。
3 ×R体とS体は体内で相互に転換するため、R体だけを服用させても催奇形性は防げず、被害を防げるとする内容が事実に反する。
4 ×血管新生を妨げる作用は胎児の四肢形成に届いて欠損等を生じた本質的機序であり、胎児に届きにくいとする内容が事実に反する。
5 ○サリドマイドは催眠鎮静薬・胃腸薬として承認・販売されたが、妊娠中に服用すると血管新生を妨げる作用が胎児に及び、四肢の欠損、耳・心臓等の障害といった先天異常(催奇形性)をもたらした。
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