内服アレルギー用薬
登録販売者「」の問題
70歳の男性が、前立腺肥大による排尿のしづらさを指摘されている。鼻炎やじんましんに用いる内服アレルギー用薬を選ぶ際、抗ヒスタミン成分による次の作用のうち、この男性で特に注意すべきものはどれか。
1抗ヒスタミン成分の抗コリン様作用により、唾液の分泌が抑えられて口渇が生じやすくなる作用。
2抗ヒスタミン成分の抗コリン様作用により排尿困難や緑内障の悪化が起こりやすくなる作用。
3抗ヒスタミン成分が中枢を抑制して眠気を生じやすくする作用。
4抗ヒスタミン成分が胃腸の運動を抑えて便秘を生じやすくする作用。
5抗ヒスタミン成分が皮膚のかゆみを和らげる作用。
正解
2.抗ヒスタミン成分の抗コリン様作用により排尿困難や緑内障の悪化が起こりやすくなる作用。
抗ヒスタミン成分は抗コリン様作用をもち、膀胱の排尿筋を弛緩させるため、前立腺肥大のある人では排尿困難を悪化させ、また緑内障(特に閉塞隅角)を悪化させるおそれがあり、特に注意が必要である。
?選択肢ごとの解説
1 ×口渇も抗コリン様作用だが、前立腺肥大の男性で『特に注意すべき』重大なものは排尿困難・緑内障悪化である。
2 ○抗ヒスタミン成分は抗コリン様作用をもち、膀胱の排尿筋を弛緩させるため、前立腺肥大のある人では排尿困難を悪化させ、また緑内障(特に閉塞隅角)を悪化させるおそれがあり、特に注意が必要である。
3 ×眠気は一般的な副作用だが、本症例で特に問題となるのは排尿への影響である。
4 ×便秘も起こりうるが、前立腺肥大に直接関係し受診や中止を要するのは排尿困難である。
5 ×かゆみを和らげる作用は本来の薬効であり、注意すべき副作用ではない。
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