漢方処方製剤
登録販売者「」の問題
構成生薬にダイオウを含む漢方処方を授乳婦が使用する場合の注意として、最も適切なものはどれか。
1ダイオウは母乳の分泌を止める作用があるため、授乳を続けたい人に向けて用いられる。
2ダイオウの瀉下成分は母乳にほとんど移行しないため、授乳中でも乳児が下痢する心配はなく、安心して便秘の解消に使用できる。
3ダイオウは乳児の血圧を上昇させるため、授乳中は血圧計で乳児を毎日測定する必要がある。
4ダイオウの成分が母乳に移行して乳児に下痢を生じさせるおそれがあり、授乳中は使用や授乳を避ける必要がある。
5ダイオウは母乳を介して乳児に偽アルドステロン症を起こす。
正解
4.ダイオウの成分が母乳に移行して乳児に下痢を生じさせるおそれがあり、授乳中は使用や授乳を避ける必要がある。
ダイオウ(大黄)に含まれるセンノシドなどの瀉下成分は母乳中に移行し、乳児に下痢を生じさせるおそれがある。そのためダイオウを含む漢方処方(大柴胡湯・防風通聖散など)を用いる授乳婦は、使用を避けるか、使用期間中は授乳を避けるなどの注意が必要となる。
?選択肢ごとの解説
1 ×ダイオウは瀉下作用が主で、母乳分泌を止める作用が目的の生薬ではなく、説明が成り立たない。
2 ×ダイオウの成分は母乳に移行し下痢のおそれがあるため、移行せず安心とするのは事実誤認。
3 ×ダイオウは乳児の血圧上昇を主作用とするものではなく、注意点は母乳移行による下痢である。
4 ○ダイオウ(大黄)に含まれるセンノシドなどの瀉下成分は母乳中に移行し、乳児に下痢を生じさせるおそれがある。そのためダイオウを含む漢方処方(大柴胡湯・防風通聖散など)を用いる授乳婦は、使用を避けるか、使用期間中は授乳を避けるなどの注意が必要となる。
5 ×偽アルドステロン症はカンゾウのグリチルリチン酸による副作用であり、ダイオウの母乳移行による問題ではない。
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